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2017年3月16日 (木)

富谷の内ケ崎酒造

人口増加が目覚ましいわが町富谷は昨年10月に町から市になり

切り開かれた山には新しい家が次々に建っています

そんな町の一角、昔の宿場街道沿いに今年で創業356年の

宮城で一番歴史のある内ケ崎酒造はあります。

・ ・ ・ 代表銘柄は「鳳ほうよう陽」

そこは、人の胴の2~3倍はある太い梁が頭の上に組まれ

人が落ちたら溺れるほどの深さのタンクがたくさん並ぶところ。

釜が二つ、漆を塗って大切に使われています。

奥にある白い布がかけられたものが米を蒸す「こしき」で

下に大きい釜があり、手前の小さい釜は

お風呂にしても十分ゆったりできる大きさ

周りの木の壁や格子には柿渋が塗られて実にイイ色艶です。

扉の上には「大正十年十月吉日」と彫られた

レンガ造りの麴室の前に立つのは次期社長の十六代目

内ケ崎 啓さん(29)

山形の出羽桜酒造で修業し、鳳陽の酒造りは今期で4年目。

麴室の中は木の壁で覆われていて、レンガと木の壁の間には

もみ殻やわらなどが詰め込まれており、断熱効果の高い

暖かな部屋で二日間かけて糀を作ります。

水・酛・糀・蒸米を混ぜ合わせてアルコール発酵させる部屋。

人の身長よりも高い足場を行ったり来たりする

緊張感は欠かせない作業ですが、酒好きをウットリさせる

お酒のイイ香りが漂っています。

上は純米酒と吟醸酒を搾る「フネ」と言う搾り機。

上からゆっくり圧力をかけて酒粕と酒に分けます。

下は横から圧力をかけて搾る「ヤブタ式」搾り機。

こちらでは本醸造と普通酒を搾ります。

右にいらっしゃるのが製造責任統括する南部杜氏

瀬川 博忠 せがわひろただ さん 75歳。

左は今回ご一緒した

仙台国分町二丁目の旬魚と地酒のお店

「旬味酒好かん」さん

運が良ければ鳳陽の隠し酒が吞めるカモ~

http://sake-togase.com/

2017年2月10日 (金)

チョコレートとご一緒に

もうすぐバレンタインデーですね

近年愛の告白という形は変わり、

義理チョコ、友チョコは普通で

スィーツ男子が自分のために「俺チョコ」買ったり

家族で味わって食べる「ファミチョコ」など、

チョコ好きのための日になりつつあるようです。

そこで日本酒屋としてチョコに合うお酒をセレクトしてみました

先ずは「熟成酒」・・・

香ばしい熟成した味わいがビターなチョコとよく合うんです。

一ノ蔵 招膳は熟成酒初心者には吞みやすく

300mlとお手頃サイズ。

個人的にはホットもおすすめです

・・・そしてチョコとウィスキーの相性は言わずもがななので

ウィスキーよりはあっさりして吞みやすい

山和酒造の粕取り焼酎「壱」

シェリー樽と甕によって、じっくりまろやかに

熟成させたものをブレンドしたほのかに洋酒風の焼酎です。

イチゴチョコやゆず果汁を練りこんだチョコにはコチラ

「いちご酒」と「ゆず酒」

どちらも気仙沼産の果汁がたっぷりで

気仙沼の酒蔵 角星さんの純米酒がベースです。

カカオのコクと共に果物の香りが爽やかに倍増しますヨ

も一つ爽やか系なお酒「蔵王ヴェルヴェーヌ」

宮城県産ハーブ レモンバーベナを

純米酒に漬け込んだリキュールで

レモンライムの香り爽やかに酸味は控えめ、

優しい吞み口です。

チョコのケーキやお菓子もイイですね

ラッピングも無料で致しますので是非ご利用ください

2017年2月 2日 (木)

節分

明日2月3日は節分ですが、先日初めて知った衝撃の話

渡辺さんちと坂田さんちでは豆まきをしなくていいんだとか。

渡辺さんはその昔、悪鬼の腕を切り落とし、

坂田さんは坂田の金時=金太郎の苗字。

両家は鬼たちに恐れられているので

追い払う必要がないんだそうです

 

豆まきはしなくとも、豆をつまみに福酒(吹く酒)で

福を内に呼び込んでください

福酒(吹く酒)は瓶の中で発酵した炭酸ガスが

閉じ込められているので、福(吹く)が飛び散らないよう

静かに時間をかけて開けてください。

 

左から・・・

「萩の鶴 純米大吟醸試験醸造生酒」500ml 1620円

アルコール度数14%でほのかに甘酸っぱくフルーティ

瓶内発酵にごり酒初心者におすすめです。

 

「蔵王 純米発泡にごり酒」720ml 1,296円

アルコール度数15% 爽快ながらトロリとした米の旨味

 

「奥羽自慢 おり酒」720ml 1,296円

アルコール度数17% 日本酒度+10のキレ上がる

辛さの中にきめ細やかなオリが粉雪のような優しさ

 

「阿部勘 純米吟醸発泡にごり生」500ml 1,404円

アルコール度数17% 瓶内発酵にごり酒上級者向け

危険度の高い活性酒。天井まで吹いたという報告あり。

酵母の生命力に恐れおののくこと間違いなしの酒

 

節分の翌日は「立春」

今日は雪が積もりましたが日差しが暖かで

雪はすぐに解けそうです

http://sake-togase.com/

2016年12月28日 (水)

2017年の幕開けに・・・

2016年も残りわずか・・・。

そこで来年の酉年を祝うにふさわしいお酒をピックアップしてみました。

先ずは「鳳おおとり」の字が入っている富谷の「鳳陽ほうよう

今年単独で町から市になり大きく羽ばたいた富谷!

その富谷の内ケ崎酒造は、355年の歴史を誇る

宮城県で一番古い酒蔵です。

フレッシュな新酒しぼりたてもいいですが

大吟醸の華やかな香りが豊かで素晴らしいので

めでたい時には是非味わっていただきたい一本です。


そして毎年干支ラベルで発売される「日高見 純米初しぼり」

「酉」このトリの字は、昔お酒を入れた壺からきているそうなので

酒瓶のラベルにはピッタリですよね!

でもどうして酒の壺がトリなんだろう?

ご存知の方は教えてください。

・・・そして気仙沼の「水鳥記 特別純米直汲み生原酒」

今年度から「水鳥記」は生まれ変わります。

第一章から第三章という分け方は無くなり使用米も「蔵の華」

例年より軽やかで瑞々しい味わいになっています。

 

その他「萩の鶴」「鷹勇」

「わしが國」も鳥の名前が入ってますヨ

 

年内は31日夜7時まで営業

新年は2日9:30~夜6:00までです。

どうぞよろしくお願い致します。

2016年11月 8日 (火)

きもと造りの酒


立冬が過ぎいよいよ冬に近づいてきました

冷え込む夜には、お酒をちょっと温めてみませんか。

そのお燗におすすめなのが「生酛」や「山廃」のお酒

近年若手の醸造家さんが日本酒造りのルーツでもある

「生酛造り」に挑戦していて、かつての生酛のどっしりした

風味ではなく爽やかで、冷やでも美味しいのです。

「生なま」の字がつくので「生酒」と勘違いしやすいですが

「生酛きもと」に関しては「生まれる」とか「生える」の

意味合いなのではないかと思います。

乳酸を添加せずに、目には見えないけど浮遊している

蔵付き乳酸菌を育てるところから始める「生酛」や、

生酛造りから米を摺る作業を廃止した「山廃」の酒造り。

チト難しいですが、例えるならば最近では

自家製ヨーグルトを牛乳から簡単に造るご家庭も多く

ヨーグルトのタネを入れて保温すれば一晩でできます。

それが当たり前の作り方ですが、

タネを入れないで造るとなるとどうでしょう。

腐敗したのかうまく発酵したのか匂いを嗅ぎ

色艶に目を凝らし、少し舐めてそうとう覚悟して

酸っぱい牛乳を飲んでみるか・・・。

手軽に早く美味しくできる方法を知っていながら

そんな危ないことをする人はいませんよね。

でも昔はやっていたのだからできるのです。

感覚を研ぎ澄ますような手間と時間をかける酒造りは

この4種の純米酒だけでも個性豊か。

吞み手も感覚を鈍らせないためにも

温めたり又は熟成させたりして楽しみながら

お好みの味わいを探してください

 

こんどの12(土)13(日)は富谷市成田公民館で

とみや国際スウィーツ博覧会があります!

ショコラティエ「パレ ド オール」の

「宮城の酒蔵 利き酒ショコラ」と一緒に

6蔵のお酒も販売するので遊びに来てください

http://sake-togase.com/

Twitter@saketokaze で地元情報も発信中

2016年10月 6日 (木)

どぶろく

どぶろく

「どぶろく」ってよく考えてみたら不思議な存在でした。

どぶろく特区ができるまでは密造酒の存在で、

だけど一般的には、にごり酒や瓶内発酵にごり酒のことを

「どぶろくだね」という人も多く、

広く永く親しまれ続けてきた言葉のように思います。

●清酒・・・濾したもの(にごり酒も荒く濾します)

●どぶろく・・・濾さないもの

というだけの違いだそうですが

「濾されてないぜ~!」という米の喜びが伝わってくるような

ピチピチとした甘酸っぱさと食べごたえがあるお酒です。

この「みちのく山形のどぶろく」は

長年営んでいた地酒専門「木川屋商店」を息子さんに譲り

ご自身はボケ防止のためにどぶろく製造を始めたそうです。

呑んだことがありそでなかった懐かしくて新しいお酒、

ぜひ吞んでみてください。

2016年10月 1日 (土)

本日「日本酒の日」

本日「日本酒の日」

2016年9月16日 (金)

綿屋 蔵付酵母 特別純米酒

明日から巷は三連休で、

月曜の祝日は敬老の日です

百歳目指して、敬老の日のお祝いに

「綿屋 蔵付酵母 特別純米酒」はいかがでしょう

敬老の日のお祝いに

綿屋醸造元の金の井酒造は、昨年で創業百年を迎えました。

その大正四年当時使われていた酵母を純粋培養し、

地元一迫産トヨニシキで醸した特別純米酒です。

敬老の日のお祝いに
当時の味わいを再現すべく生まれたこの酒は

キリリとした酸味が光るのどごしの綺麗な辛口酒。

じいちゃんばあちゃんはこの酒の味わいに

懐かしさを感じるのでしょうか。

是非聞いてみてくださいね

2016年9月11日 (日)

続 秋のひやおろし

昨日までは店内にエアコンを入れての営業でしたが

今日は朝から時間の経過とともに涼しくなってきたので

店の扉を開放して営業しております

9月9日重陽の節句を過ぎ、秋酒も勢ぞろいしました

スッキリタイプから濃醇タイプまで秋上がっていますので

いろいろお試しください

続 秋のひやおろし

先日「綿屋 川口納豆」をお買い上げのお客様と

納豆は酒造りの大敵で蔵人は納豆を食べないという話をしていたら

お連れのお嬢さんが「キノコと同じだ」と教えてくれました。

キノコ栽培の人も納豆は避けるそうです。

麹やキノコの敵であり朝食でよく食べる納豆ですが、

夜食べるとナットウキナーゼが血栓を溶かし

血液がドロドロになりやすい睡眠中も、

サラサラの状態を保ってくれるそうです。

いつでもあってしかも経済的!

晩酌のお供にもってこいの納豆ですね

今度の水曜日9/14はお休みをいただきます。

http://sake-togase.com/

 

2016年9月 3日 (土)

秋の酒「ひやおろし」

九月に入りましたが日中の残暑が厳しい日が続いております

・・・が、日が暮れるのが早くなり、秋の到来を感じます

お酒も「ひやおろし」「秋あがり」など秋到来です。

秋の酒「ひやおろし」
もしこれら秋のお酒を自宅で、

又は呑み屋さんで呑む機会がありましたら

手のほてりをお酒に移して、少し温めてみてください。

冬に生まれ、春から夏にかけて静かに置かれていた旨味が

体温で目覚めてふくらみます。

その柔らかな旨味がじんわり広がることで、

夏の暑さボケした頭と体がまた、目覚めるような気がします。

秋は秋でまた忙しいですから。

スポーツしたり読書したり、

収穫したり冬の準備も・・・。

「ひやおろし」は

体に優しい喝を入れてくれるお酒です

http://sake-togase.com/

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